不安障害・パニック

不安障害とは

人は時々、不安になることがあります。初めての場面、多くの人の前に立つときなど、緊張することはあるでしょう。しかし、一時的なものではなく、長い期間続いたり繰り返したりすることがあれば、それは不安障害という病気の症状かもしれません。不安が続き、就労、学業、正常な人間関係に支障が出るようであれば、受診をお勧めします。このような不安障害の症状は決して稀なものではありません。自然に改善することが多いのですが、ストレスが続く状態であったりすると、症状は長引きます。治療方法としては、抗不安薬、SSRIなどの抗うつ薬、精神療法は有効です。
不安障害には大きく分けて3つのタイプがあります(それ以外の不安障害もあります)。

パニック障害

急に強い不安に襲われ、時にはこのまま死んでしまうのではないかという恐怖に襲われます。動悸、大量の汗、手の震えなどの自律神経症状や呼吸困難などの激しい自覚症状があります。

全般性不安障害(GAD)

色々な事が心配になり、一日中不安な状態が続きます。心配になる理由は合理的な説明がつかないことであったりします。

社交不安障害

多くの人の前に立ち、話をしたり歌を歌ったりする状況が苦手で、そういった場面で強い不安、自律神経症状が出現します。そのため人前を避けるようになります。

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