過敏性腸症候群


大腸の動きが異常をしめす病気です。下痢、便秘、交代性便通(下痢と便秘を周期的に繰り返すします。この病気に特徴的な症状です)などの症状があります。まれにガス張り、粘液状の便を繰り返すタイプもあります。
大腸の組織自体には基本的には何も異常はなく、レントゲン、内視鏡などで検査を行っても異常は見つかりません。最初は内科、消化器科などを受診することが多いのですが、検査で何も異常がないために心療内科の受診を勧められることがよくあります。
会社、学校などのストレスと関係して起きることが多く、その場合、休みの日には無症状のことがあります。出社、登校の途中に症状が出て、途中でバスや電車を降りてしまうということも良くあります。
大腸の動きには自律神経が関与しており、神経質であったり、自律神経失調を起こしやすい人にはよく起きる症状でもあります。動悸、発汗など、他の自律神経症状を伴うことも多いです。
治療としてはストレスを取り除くことがまず重要です。ストレスを取り除くことができなければ、緊張を避ける方法をとるなど、ストレスをうまくいなしながら日常生活を送る方法を考えます。
自律神経失調症同様、薬物療法として、抗不安薬、一部の漢方薬などを使うこともあります。また整腸剤、腸の動きを整えるセロトニンやコリン関連の薬剤も有効です。
睡眠、食事を規則正しく十分にとり、人間の持っている本来の生体リズムを整えることも大切です。