心身症とは
身体に現れる症状であるにもかかわらず、心の方にむしろその原因が求められることがあります。心と体は完全に別のものではありません。相互に影響を及ぼしあっていることが色々な研究から明らかになっています。多くは無意識に活動している自律神経系を介した異常な活動から引き起こされる症状ですが、それ以外の神経系やホルモン系、更にまだメカニズムのよくわかっていないシステムを介しての症状があることが知られています。
胃腸、呼吸器、循環器、筋肉系などの症状があるため、まずは内科、外科、整形外科、小児科などで治療を受けることが多いのですが、治療で思うような改善が得られない時に、心身症が疑われます。身体の治療ではなく、心の治療によって改善することが期待されます。