光トポグラフィー検査について
- 精神科診断のトピックス
- うつ病と今まで診断されていた方の中に、軽い躁状態を経験する双極Ⅱ型気分障害の方が多く含まれていることが分かってきましたが、うつ病との鑑別診断は、躁うつ病(双極Ⅰ型)と違い容易ではありません。統合失調症の症状は近年軽くなったと言われており、以前よりも診断がつきにくくなっています。ひきこもりの中にも、こうした病気をバックグラウンドに持つ方もおられますが、社会から孤立したことによる二次的な症状に隠れ、診断を難しくしています。 今まで精神科・心療内科では病歴聴取、心理テストなどをもとに診断をおこなってきましたが、科学的・客観的な診断の補助になる検査方法はありませんでした。