船橋・千葉駅前の医療リワーク 

 

うつ病などの復職支援(リワーク)を実施しています 2008年からの信頼と実績

リワークなら、ぜひ医療リワークのご利用を。 精神科医、看護師が病状の急変にも対応できます。臨床心理士/公認心理師、精神保健福祉士、作業療法士など全て公認の資格者です。日本うつ病リワーク協会で研修を受けたスタッフがサポートします。 お電話でお問い合わせください。 リワークに関するお電話の受付時間:15:30~17:00 船橋TEL.047-411-7781 千葉TEL.043-202-3101
内観写真

うつ病またはうつ状態の治療のために休職・休業されている方を対象にした復職支援専門のデイケアプログラムです。 当院通院中の方はもちろん、他院通院中の方も主治医を変更することなくご利用いただくことができます。 リワークでは、現在休職中で、うつ病患者(双極性障害、適応障害などを含む)で、症状がほぼ回復期にある方に対して、復職準備性(再発せずに復職できる状態にあること)を高めることを目的とした精神科リハビリテーションプログラムを実施しています。 プログラムの内容につきましては、会社出勤と同じように週5日決まった時間に通って頂き、行動活性化療法や認知行動療法等のセルフカウンセリング法を学び、集団精神療法の体験を通じて、自身の疾病理解やセルフケアを身に付け再発防止策を構築することを目指します。リハビリ期間はおおむね4か月以上です。 当院のリワークの特徴は再発防止に効果をあげています。

心の風クリニックは日本うつ病リワーク協会の正会員です。心の風クリニック船橋は、日本うつ病リワーク協会の施設認定を受けた、千葉県では唯一の認定施設であるともに、日本うつ病リワーク協会より委託を受け、全国のリワーク職員の研修を行う研修教育機関です。

当院のリワークの特徴

  1. 復職を目指す方に限った、「うつ状態」のある方の専門のプログラムです。 (重い精神病と一緒のプログラムや、就労の経験の無い方・失業中の方と一緒のプログラムではありません)
  2. 当院はデイケア(週5日(スタートは週3日から)、午前と午後のフルプログラム)です。 (短時間型ではなく、フルプログラムへの参加を復職の条件としている企業も増えてきました。そのような場合は当院のリワークをご利用ください。)
  3. 負荷によって再発・再燃の可能性の高い病気に関して、専門の医療スタッフが当院の医師(精神神経学会専門医+厚生労働省精神保健指定医+産業医/労働衛生コンサルタント)と共同で治療に当たります。(医師のいるリワーク施設を利用の条件としている企業もあるようです)
  4. 最近多くなってきた、無資格者のスタッフで運営している福祉系のリワークセンターとの誤認にはご注意ください。当院のリワークは有資格者のみによる医療リワークです。
  5. 他の精神科医療機関へ通院中の方でも、主治医を変更せずにご参加いただけます。
  6. 復職支援デイケアには、実際に職場に通うように電車に乗り、職場に近い環境でリハビリテーションを行うという、模擬出勤的な意味合いもあります。 船橋駅前/千葉駅前のビル内にある当クリニックの立地、オフィス的なワークルームでの訓練は、この目的に適しています。
  7. 女性の方も多数参加されています。 利用されている方の年齢は20代から50代まで様々です。

状態がまだ安定しない方、生活リズムが崩れやすい方、失職あるいは求職中の方、うつ以外の方のためには当法人あしたの風クリニックでは新しいプログラム「プレリワーク」を2018年より開始し、すでに多くの方の就労をお手伝いいたしました。 こちらをクリックしてください。

時間・曜日 月曜日-金曜日 午前9時半-4時 ※外来休診日(祝祭日・年末年始)はお休みです。
ご利用の対象となる方
  • 現在うつ病もしくはうつ状態の治療のために休業・休職中の方 ご自身が復職への意思があり、主治医の許可がある方(主治医が他院の場合は紹介状の持参をお願いします)
  • アルコール依存症、薬物依存症、パーソナリティ障害、統合失調症などがないこと
  • 週3日・ 1日6時間以上デイケアに参加できるまで体力が回復していること
  • 当院の利用規約に同意していただける方
  • 上記のご利用対象に該当されていても検討の結果ご利用いただけない場合がございますので予めご了承いただけますようお願いいたします。
企業ご担当者様へ 人事・健康管理ご担当者様への情報です。 こちらをクリックしてください。

病気の回復とリワーク利用のタイミング

うつ病では症状が強く出現し、服薬と休養が大切な急性期から回復期・寛解期を経て治癒していきます。 リワークでは回復期~寛解期までの方に対して復職に向けたサポートを行っていきます。

  • 静養しゆっくり身体を休めることが何より大切です。 規則正しい生活をする必要はありません。睡眠を十分とり、のんびりと自然体で過ごしてください。
  • 無理のない範囲で日課を作り、取り組み始めましょう。 うつ病の回復には波がつきものです。課題が出来ない日があっても焦りは禁物です。 徐々に生活リズムを整えて、いきましょう。
  • 症状はほとんど軽快し、改善したように見えますが時折波があることがあります。 体調や気分に注意しながら日課をこなすようにしていきましょう。
  • 症状は軽快し、その状態を維持していくことが大切になります。 通院やセルフモニタリングなどの再発予防対策を続けていきましょう。

リワーク利用までの流れ

ご利用希望の方へ:詳しいお問い合わせは担当スタッフがお答えいたしますので、15:3017:00 の間にお電話下さい。

当院の診察は予約制ではありませんが、リワークご利用の方には初診の曜日をご案内いたします。他院通院中の方で、外来治療は変えずに当院リワークのみ利用することも可能です。

  1. 当院外来を受診 事前にWEB問診票をご記入いただくと、当日お待たせする時間が短縮されます。 ※主治医が他院の方は紹介状と診療情報提供書をお持ちください。 ※リワーク担当医の受診をお勧めします。予約は必要ありませんが、日時は事前にお電話でご確認ください。 TEL:船橋047-411-7781 千葉043-202-3101
  2. リワークデイケア専用WEB問診票の問診票の記入
  3. リワークスタッフとの面接: 初診の日に面接日を決定いたします。スタッフの面接には1時間~1時間30程度のお時間をいただいております。
  4. リワーク開始について、担当医・スタッフによる受入検討会議の後、お電話でご連絡させていただきます。
  5. リワーク参加開始

リワークのプログラム

職場復帰を目指し、集団と個別の両面から再発予防に取組んでいきます。 生活リズムや体調管理・精神療法を組み合わせたセルフモニタリング及びコントロール能力の習得、コミュニケーション能力の回復及び修得を中心に復職後の体調管理に役立つ力をつけられる様に考慮したプログラム内容になっています。(以下は一例です。カリキュラムは頻回に改変しグレードアップを図っています)

月曜日 身の周りの資源を知り、活用出来る様になるための各資源のレクチャー、SST
火曜日 軽スポーツなど体力維持のためのプログラム
水曜日 アロマ からだと心を徐々に起こしていくためのリラクゼーション・クリエーションのプログラム
木曜日 集団療法(グループカウンセリング)モニタリングセッション
金曜日 個別カリキュラム策定と集団認知療法のプログラム

プログラムの目的

プログラムの目的

治療プログラムの目的は「セルフコントロール」「セルフモニタリング」「コミュニケーションスキル」の習得にあります。実施プログラムはこの目的に沿って編成されています。 休職中に薬物療法等適切な治療・療養でうつの症状はある程度回復してきます。しかしながら、自宅で何もしていない状態/会社のストレスがない時に元気なのは当然で、復職後数カ月が過ぎ、仕事にも慣れ、会社側が「そろそろ、戦力になってもらおう」と仕事を任せようとすると、症状が再発するケースが増えています。再発・再休職を防ぐためには、休職に至る経緯を分析し、セルフケアの手法を身に着け、仮説を検証し実際に試しながら再発防止策を構築することで、休職に至った時と同じような状況に陥っても、自身で再発防止に向けた対処を行う必要があるのです。 そこで、当院のリワークデイケアでは、オフィスワークによる業務遂行能力の回復を目指すだけではなく、行動活性化療法、集団認知行動療法、リラクゼーション法等、うつ病治療に有効な治療法やセルフコントロール法を身につけます。また、当院のリワークデイケアに入ることで、デイケア担当医、スタッフ、メンバーによる個人の再発防止を目的としたプロジェクトチームが形成され、これをメンバー同士が協力して遂行させるという設定となっています。つまり、一定期間、再発防止策の構築を「業務」とする組織に所属して頂くことで、メンバー同士が相互学習しながら、ストレスに対する対処法、対人コミュニケーションの訓練を行います。 また、リワークデイケア内で実施される運営会議、部署活動、模擬会社の中で行われるロールプレイといった集団プログラムにご参加頂き、復職時と同じような負荷を想定したシミュレーションを重ね、再発防止策を構築することができます。

アロマ・リラクゼーション
アロマ・リラクゼーション
アロマ・リラクゼーションは、セルフコントロールに有効な手技です。 ストレスで自律神経の緊張の高まった状態にある心身を解放します。専門の治療家が症状にあったアロマを選択いたします。
SST
SST
SSTは、会社に戻ってからも役に立つ手技を学ぶことに役立ちます。 擬似体験をすることで、実際に戻る前に不安を抑え現実と立ち向かうことが可能となります。
WRAP
WRAP
WRAPとはWellness Recovery Action Planの頭文字=日本語訳で「元気回復行動プラン」です。 自分が元気でいるために、自分自身が作る現実的な再発予防プランです。アメリカで開発された新しい手法です。
WRAP
認知行動療法
認知行動療法は集団で行います。千葉大学精神科認知行動療法グループとの協力のもとで実施しています。 実際には復職デイケアのために開発された資料を用いて行います。

リワークのスタッフ

医師、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士 ◎治療を効果的に進めるため、参加時の様子を主治医に伝え、連携をとっています。 必要に応じ、会社の産業医・人事・産業保健スタッフ・外部EAP(産業保健サービス機関)と連携をとることも可能です。お尋ねください。
船橋
船橋
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千葉
千葉
千葉

リワークはどこも狭い空間に多くの利用者がひしめいているという印象はありませんか? 当院では規定の数倍の広さを確保し2方向以上に窓のある明るい落着いた空間で、効果的に復職に向けてのリハビリが行えるように配慮しています。

リワークの費用

各種健康保険制度が適用されます。自立支援法(申請が必要です。主治医に相談してください。)を併用すると、更に費用を軽減がされます。主治医にご相談ください。

 
自己負担額

自立支援医療費制度併用の場合 一日当たり830円ですが、収入に応じて下記の額を超えることはありません。

区分 負担上限額
生活保護 0円 /月
低所得1(市区町村民税非課税 本人収入800,000円以下) 2,500円/月
低所得2(市区町村民税非課税 本人収入800,001円以上) 5,000円/月
中間所得1(市区町村民税課税以上33,000円未満) 5,000円/月
中間所得2(市区町村民税 33,000円以上235,000円未満) 10,000円/月
一般所得以上(市区町村民税 235,000円以上) 20,000円/月
これには、リワークデイケアの他、外来診療費(主治医が他院の場合はそちらの費用も含む)、お薬代もすべて含まれています。従って、収入にもよりますが、リワークを利用することのご負担は非常に少なくて済みます。 (参考)医療機関ではないリワーク(福祉系・株式会社などによる)では、外来診療費、お薬代を合わせた割引は受けられません。経済的な事情でお困りの方は、ぜひ医療機関のリワークをご検討ください。     (自立支援をあえて使わず、健康保険利用のみによる3割負担の場合は一日 2,490円です。)
なお、活動内容により、一部実費を頂くことがあります。

アフターケア

復職後もアフターケアのための治療ミーティングを定期的に行っています。近況報告とフリーディスカッション。 復職後の再発予防、就労不安の除去その他を目的としています。リワーク終了後も多くの方が利用しやすいよう、土曜日(千葉)金曜夕方(船橋)に開催しています。
船橋
船橋
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千葉
千葉

リワーク卒業までのプロセス

リワークに参加されてから復職までの期間は個人差があります。 今まで当院のデイケアに参加された方の平均では4ヶ月~6ヶ月参加され、リハビリ出勤を経て復職される方が一般的です。 しかしあくまで目安ですのでスタッフと相談しながら自分のペースで復職を目指しましょう。回復の仕方しだいでは、期間延長となるケースもあります。

  1. STEP1 (4週間~8週間) ・生活リズムの調整 ・休職に至る経緯について振返り ・コミュニケーションスキルの回復
  2. STEP2 (4週間~8週間) ・セルフモニタリング/セルフコントロール/コミュニケーションの知識習得 ・復職に向けての課題抽出/取組み
  3. STEP3 (4週間~8週間) ・活動記録表を活用したセルフモニタリング ・セルフコントロールの実際 ・修正点の確認 ・コミュニケーションスキルの活用 ・再発予防に向けての取組みの修正
  4. STEP4 (復職) ・通勤訓練 ・リハビリ出社 ・復職後OB会参加

リワークを卒業し復職された方のご感想

1. 利用してよかった点は何ですか?  年齢・性別・職種関係なく、同じ病気に苦しみ、悩んでいるメンバーと知り合うことで、今も励みや支えになっている(50代男性)  自分だけでは知ることができなかった課題点や自分の本当の気持ちなど、客観的にみることができて良かったと感じています(30代女性)  「生きづらさ」「辛さ」を安心して話せる場所ができた(30代女性)  心に、行動に余裕を持てるようになったこと(焦らなくなった)(50代男性)  仕事をしていて何度目かの体調悪化で、もうやめようと思ったが、デイケアで学んだことを大事に、もう一度仕事をしようと思えたこと(40代男性)

2. 利用して現在役だっていることは何ですか?  病気についての理解や対処法(50代男性)  卒業した現在も毎日の生活記録はつけていて自分の体調管理に役立てています(30代女性)  「できません」「わかりません」「教えてください」が言えるようになってきた(40代男性)  自己開示が上手くなって、コミュニケーションが円滑にできるようになった(30代男性)  マインドフルネスを習得して、実践できるようになり、再発防止につながっている(50代男性)

3. これから利用をしようか迷っている人、利用しようとしている人にメッセージをお願いします  「休職に至ってしまった理由に見当がつかない」「自分の何がいけなかったんだろう」「なぜ他の人と同じように頑張れないんだ」デイケアに入る前の私は行き詰っていました。デイケアで様々なことを学び経験することで、今は以前より呼吸が楽になったと実感しています。もし同じように悩んでいる方がいれば、ぜひ利用をおすすめしたいです(30代女性)  一人で悩んでいたことを共有できるので、一歩踏み出して利用するといいと思います(30代男性)  一生役立つ技術を手に入れるために、ぜひデイケアをご利用ください(40代男性)  「自分を知る」ということがこんなに大切なことだと知らなかった。ぜひ自分を見つめ直す上で、のんびりゆっくりやっていくといいと思います(40代男性)  一人ではなかなか回復や復職に向けての道筋やめどが立たないと思います。迷わず参加をお勧めします(50代男性)

4. その他(ご意見やご感想など)  リワークはだれしもが本音の言えるコミュニティだと思っていて、まったく違った第三者と知り合えるよい空間で、そのことをみんなが認めて、お互いリスペクトしていることがとてもよいことだと思います(40代男性)  スタッフさんをはじめ、利用している人たちもみんな優しくて真剣に考えてくれて、とても居心地が良いところでした。私もいつかどこかで誰かに還元ができたらいいなと思っています(30代女性)  今までの自分をほめつつ、細く長く仕事を続けていくために、リワークでの学びを生かしていきたいと思います(40代男性)

リワークに関するデータ

心の風クリニック(船橋)
開設時期 2008年4月1日
1日の平均利用者数 28.7人
利用者総数 429人
疾病 うつ病、双極性障害、強迫性障害、適応障害
年齢 23~57才
性別 男女の比率3:1
業種 会社員、公務員、専門職
心の風クリニック(千葉)
開設時期 2013年4月1日
1日の平均利用者数 24名 (直近6ヶ月)
利用者総数 236人
疾病 うつ病、双極性障害、強迫性障害、適応障害
年齢 20~62才
性別 男女の比率7:3
業種 会社員、公務員、専門職

よくある質問

どんなプログラムから参加するのでしょうか?
病状や復職に向けての課題は個々に異なります。そのためデイケアスタッフとの最初の面談で体調やこれまでの経緯やご本人の意向を聴かせていただき、その上でデイケア担当医とデイケアスタッフが話し合い、効果的なプログラムを提案させていただいております。
復職期限まで時間がないのですが参加できますか?
当院のデイケアで行っている再発予防プログラムを学んでいただくには少なくとも3ケ月程度の期間が必要となります。復職期限まで4か月以下の場合は、当法人あしたの風クリニックのプレリワークデイケアをご利用ください。こちらをクリックしてください。
見学はできますか?
見学はご遠慮ください。当院では参加していただいている方のプライバシーを大切にしているためです。リワークに参加していただく際には個人情報保護の項目にサインをしていただき、お互いのプライバシー保持に努めていただいております。プログラム内容については診察後の初回面談時に詳細に説明をさせていただいております。
担当医とスタッフの連携はできていますか?
当院では週に1回必ず会議の時間を設け、それぞれの患者様に対してディスカッションを行います。また何か変化があった時は常に連絡を取り合い情報を共有しております。
自分が所属している会社と連携を取ってもらう事は可能ですか?
可能です。ご本人の許可があれば会社と連携し、復職を目指すことでより効果的なプログラムが提供できると考えています。

当院は千葉大学医学部精神科と共同で、認知行動療法の普及に努めています。

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